2009年01月04日(日)
謹賀新年、なのに「京料理もみじ!御膳」 [京都紅葉日帰りバス旅]
皆様、新年明けましておめでとうございます。本年も「バス旅天国」をよろしくお願い致します。
な〜んて当たり前に始めさせて頂いたんですが、お話はまだ晩秋の京都の日帰りバスツアーをやっております。でも、見ようによってはおせちにも見えそうな御膳であります。
観光バス旅の昼食は、1階がお土産コーナー、2階が昼食会場と言うのが多いのですが、この紅葉ツアーは、タイトルに昼食名が入っているだけあって、こんな京料理らしい昼食でした。
以前の関ヶ原での極旨ステーキにも満足しましたが、この「もみじ御膳」も充分な満足を与えてくれました。
色とりどりのお料理が細やかに並んだ「もみじ御膳」、それぞれが美味しかったので、一品一品ご紹介といきましょう。
まずは、海老・麩・湯葉・里芋の薄味の煮物から。
こういう↑料理の場合、海老は食べにくく、かつそれほどは旨くないことが多かったのですが、これはひとつひとついい味で、「もみじ御膳」と名付けられた京料理を食べていく期待が大きくふくらみました。
次に、多分かじきマグロと湯葉のお刺身。
この↑かじき(らしき刺身)が大変具合よく脂が乗っていて、口中でふわっと解けていく感じが、ご飯にぴったり。海無しの京都なのに…。さらに京都らしい湯葉の刺身も大人の味で、感激度がもひとつアップです。
続いてその左の、玉子焼きに見えたこの金色の容器に箸を伸ばしました。
なんと玉子焼きに見えたのは、このしろ(だと思いますが)を、湯葉(かなぁ)で巻いた酢の物↓でした。ピンクのはおそらく春蘭で、胡瓜に包丁の入ったものとで酢の物トリオになっていました。
さすがに京の料理の芸の細かさよ、と恐れ入った次第でありました。
次に天ぷらにかかったのですが、さすがの京料理も冷めた天ぷらでは実力も発揮し切れなかったのは、やむを得んのでしょう。観光バス旅というか、観光旅行の味覚の限界(一度に人数をこなさなければならない…)でしょうか。
しかしさすがに、海老の天ぷらはなく、さらりと3種の塩とレモンで食べる趣向にはなっておりました。
続いて焼き物。多分ぶりの西京焼き。これも京料理らしく、魚は全体的に好きなので、こういった弁当ものには欠かせません。
最後の右上のごちゃごちゃっとした四角の容器の中のお料理が、ひとつひとつ手が込んでいて、京料理の力を見直し(というほど和食に詳しくはありませんが…)た次第です。
今度はほんとの↑玉子焼き、わかさぎの南蛮漬け、鴨の燻製。穴子の牛蒡巻き、栗のすり身を栗の形にした甘いもの。粽の中は餡餅、青い小鉢にはすぐきの漬物…等々。
さすが京都でんなあ、と言いたくなるような「もみじ御膳」は、京旅館の緑風荘(東本願寺・西本願寺のそば)で頂いたものでした。
緑風荘のお客様評価は、星4〜4.5なので京会席旅館としても優秀なのでありました。
観光バス旅の日帰り旅行と言えども、ホント侮るべからずであります。
昼食の次は、東福寺とよくセットになっている「永観堂紅葉」ですが、その前に京象嵌細工のお店に寄ることになっていました。 →続く、です。
Posted by 小池 泉壬 at 23時04分 トラックバック ( 0 ) この記事にコメントを書く ( 0 )
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