2018年11月10日(土)
平安時代から有名でした…「玉造温泉(1)」 [有名温泉の魅力]
玉湯川を挟んで、JR玉造駅から玉作湯神社までの、南北2q強に渡って延びているのが「玉造温泉」です。
他の有名温泉地が、海山に広がっているのに比べると、なんてすっきりした温泉街でしょう、それが私の第一印象でした。
この玉造温泉には、豊鉄ハニットアゼリアツアーの「玉造温泉の旅2」と「玉造温泉の旅3」でご紹介している「玉造グランドホテル 長生閣」に宿泊取材しました。
当日(2010年11月1日)は、16時前に宿に到着し、館内(ロビー、土産物売店、大浴場まで)を撮影し、16:30頃から、温泉街の取材に繰り出しました。
まずは、長生閣から南の「玉作湯神社」を目指しました。
写真の緑色の「玉造大橋」越しに、左隅の立木の横にかすかに赤い「宮橋」が見えています。
上の写真の左側の道を、南下(写真上では上に進む)すると、この「湯薬師広場」があります。
上の「湯薬師広場」の写真では、西日が反射して見えていないのが、この「歴史ゾーンマップ」です。
(取材範囲のアップ図ですが、実際はもっと様々な情報が記載されています)
このマップ内の観光スポットは、比較的狭い範囲に点在しているので、玉湯川沿いの散策ならば、陽のあるうちに宿に戻れるでしょう。
湯薬師広場にある、勾玉がある「たらい湯」は、玉造温泉の美肌源泉が湧いているので、備えられているヒシャクですくって、手にかけて下さいとなっています。
石のたらいの中の源泉はとても熱いので、ヒシャクですくうように、と注意書きにあります。
こちらは、湯薬師広場の近くにある「川辺の出湯跡」です。
玉造温泉の発端は、この玉湯川に自然に湧いていたお湯の発見から始まったのですね。
少し前まで、この案内板の写真のような川辺の露天風呂があったんですね。
川の中には「湯閼伽(ユアカ)の井戸=別名・恋来井戸」があります。
ゆあか、なんて…とおっしゃるなかれ、【閼伽】アカは、
仏教の原型《(梵語)arghaの音写文字で、価値・功徳の意味があり、仏に手向ける水は「閼伽水(アカミズ)」と云われているそうです。
先ほどの「湯閼伽の井戸=恋来井戸」を見て、さらに進むと、前回ご案内した赤い「宮橋」の向かいに「玉作湯神社」があります。
参拝が済んだら、元来た道をどんどん戻る(北上する)と、こうした「めのう細工」を扱うお店が何軒かあります。
そのお隣も、めのうのお店「しんぐう」。
この玉造温泉(玉湯町)の近くにある「花仙山(カセンザン)」は古墳時代からの“めのう”産地で、唯一「青、赤、白」三色全てのめのうが採掘されています。
特に青いめのうは「出雲石」と呼ばれ、新潟の翡翠と並ぶ有名な国産貴石で、それを扱うお店があるのです。
そして、この辺りから、下の玉湯川に下りられる場所がいくつかあって、めのうのお店の対岸に渡ると「足湯」が設置されているので行ってみました。
この続きは、次回ということで…。
Posted by 小池 泉壬 at 10時01分 トラックバック ( 0 ) この記事にコメントを書く ( 0 )
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