
2018年01月22日(月)
少し地味になってくる3階後半から、お楽しみの2階へ [バスでない旅]
空の広がりのある4階から、長良川の深さを感じる3階に下りて、源流〜上流エリアの変化に目を奪われる旅でしたが、私たちの生活圏でもある“中流域”に差し掛かるこの辺りから、徐々に見慣れた魚やカエル、イモリなどの展示に移り、最初の興奮もやや薄れて参ります…。
展示されているパネルも、なにか懐かしい景色。
そうです、この大きな川の中流エリアの景色は、子供の頃に見慣れた風景です。
実は、日本の淡水魚の展示としては、一見地味なこのエリアにも、今では希少になっている小魚が多いので、ここも目が離せない、とおっしゃる方も多いはずです。
例えば、この大き目な水槽「用水路の生き物」は、ヤリタナゴ、アブラボテ、シロヒレタビラ、イチモンジタナゴやアミメドジョウ、カワバタモロコなど、子供の頃には川の小魚、と十把一絡げで呼んでいた、希少な淡水魚の姿が観られます。
そして、こちらの水槽の展示タイトルは「ゆるい流れの魚」です。
お馴染みの鯉や鮒、なまずなど、川岸にはシラサギが魚を狙っています。
こちらも小さな水槽ですが、知る人ぞ知る「岐阜県の希少淡水魚」の展示コーナーです。
手造り感がノスタルジーを誘います。
もちろん郷愁だけでなく、大変希少な、
小さな淡水魚、そしてトンネル状の巣を作ることでも有名なトゲウオの仲間「ハリヨ」も居ます。
小さいけど、よ〜く見てやってくださいね。
そして、源流から辿った長良川も、そろそろ最終コーナーに差し掛かり「下流の魚」の水槽や、
「河口の生きもの」の水槽があり、
最後は、海と混じり合う汽水域の「河口の魚(クロダイやスズキ、イサキ、アイゴなど」の展示水槽に辿り着き、長良川の流れを下る旅も終わります。
河口の魚まで観て、なんとなく(こんなものか…)ややトーンダウンした私たちの前に、次の2階に進む通路に、こんな木彫りの魚や、木彫りのカタツムリ、カエルなどのエスニックな香りを漂わせるのです。(トイレマークは無視!)
次回に乞うご期待をば!!
Posted
by 小池 泉壬
at 21時58分
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2018年01月19日(金)
やはりすごい淡水魚水族館なんだ「アクアトト岐阜」 [バスでない旅]
淡水魚の基本的バックグラウンドである川を、4階建ての建物内に再現しているところが、やはりすごいなぁ、と水族館フアンなら思うのでは。
水槽を上から、中ほどから、そして底の方と見せるアイディアは、想像が着くでしょうが、海水魚水族館ほどのスケールはなかなか望めない、そんな不満はこの世界に入って、順番通りじっくり観ていくと、いつのまにか消えています。
この、4階から3階に降りて行く通路にも、ちょっとした展示もあるし、その生き物が棲んでいる環境(に似せた)世界の中から見つけ出す楽しみも備えています。
上の写真右側の額縁の中は、ハコネサンショウウオの水槽です。
ほかにも、小さなカエルなども居て、長良川源流から上流への生き物世界の変化を繋いでいます。
3階のフロアテーマは「長良川上流から中流」の様相、そして「中流から河口まで」となっています。
ここに来て、代償の水槽が並ぶ、お馴染みの水族館らしいロケーションが展開します。
例えばこんな風に、大き目の水槽があって、
覗き込んで、見上げると、ご覧のような視界が開けます。
中の魚の解説文と、泳いでいる魚を見比べる楽しみ。
入口で渡してくれる「スタンプラリー」のスタンプ場所(A番ですここは)があったりも、します。
反対側の水槽には、世界最大の両生類「オオハンザキ」が、暗い中に黒い巨体をじっとさせて、子供たちの興奮を呼んでいます。
気が付けば、すっかり水族館の眺めになっていて、海水水族館と違うのは、その生き物の生息域の造り込みのち密さ、でしょうか。
こちらは「瀬と淵の魚」ゾーンの大きな水槽で、長良川らしいアユもこちらにいます。
瀬と淵がこんな風に、ちゃんと切り替えられています。
それからこの3階には、4階から覗き込んだ「コツメカワウソ」の水槽も見られます。
カワウソたちの可愛い世界がありますが、この時はねぐらに入ってしまっていたのか、写真的には見つけることが出来ず、残念!
さらに、この「本流の川岸の魚」のいる大きな水槽を越えると、いよいよ長良川下流から河口の魚たちのゾーンに続きます。
次回は、底から、世界の大河の大魚・怪魚に続きます。
Posted
by 小池 泉壬
at 21時29分
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2018年01月14日(日)
長良川の源流からスタートする淡水魚の姿を追う旅 [バスでない旅]
エレベーターで4階に降りると、そこは「長良川上流ゾーン」。
長良川源流の緑の森から、そこに棲む魚や両生類の姿を追いながら、私たちの旅が始まります。
この表示を見て、薄暗い通路に足を踏み入れると、
次に広がる空間に、長良川源流の郡上郡高鷲町の叺(カマス)谷の滝や渓谷が現れます。
やっと、お目にかかれた淡水魚の第1号「岩魚」の水槽。
そんなに迫力ないね、とがっかりするのは早計です。
その他、カエルの水槽もあったりします。
この後、各水槽の前には必ずこういった“解説”があり、
場所によっては、このような「ポイントガイド」として、「フィーディングウォッチ」として、エサやりが観られる時刻の案内があります。
※前回ご案内の、入口にある「フィーディングウォッチ・ポイントガイド」に、どことどこがその場所か出ています。
この上流ゾーンは、こうして覗き込んで観る場所もあり、視線はあちらからこちらにせわしなく動くことになります。
写真は「コツメカワウソ」を上から覗いた状態で、本当なら下に居るのは、絶滅したと云われている「ニホンカワウソ」だったのでしょうね。
通路を挟んで、カワウソのもう一方の棲家を見ることもできます。
通常の水族館と、このアクアトトの違いは、こういった立体的な水槽配置でしょうか。
現在地は、4階の表示部分で、ここから徐々に下の階に移動しながら、長良川を上流から河口までを訪ね、
2階からは、世界の大河に棲む淡水魚たちに逢いに行く旅になります。
広々とした上流ゾーンの終わり部分には、このような一般水族館イメージの水槽が並ぶコーナーになっています。
しかし、よく見ると、
この水槽はただの水槽ではなく、底がありません。
覗き込むと、ずっと下まで続いているようです。
上を見ると、滝の流れが落ちています。
そして、コースは4階から、こうして下に続いて行きます。
そしてそして、話は次回に続くのであります。
Posted
by 小池 泉壬
at 10時44分
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